札幌不動産建築士の竹村コラム


2017/10/03 19:07

階段設置のルール

住宅の計画の際、
よく迷われることの一つに階段の形状がございます。

ストレート階段、L型階段、U字階段など形状は様々。

階段.jpg

階段の危険性は様々です。
U字部分が2段や3段程度なら良いと思いますが、
6段ともなると、その部分はらせん階段のようなもの。

危険性の少ない階段を作るには、
階段にちゃんとスペースを割り当てるという方法
が一番良いと思います。

階段の形状によりプランの見直しも余儀なくされた
という声も多く聞きます。

また階段を考えるときに

『蹴上げと踏み面』

keage.jpg

というものも大切です。

『蹴上げ』とは

階段一段の高さ

をいい、

当然蹴上げが低いほうが上下する際楽となりますが、

階段スペースがより必要となることも考えられます。

建築基準法では

23cm以下

と義務付けされております。

また階段の足を乗せる部分を

『踏み面』といい、

狭いとうまく足をのせることができなく

広いとより安全にはなりますが、

蹴上げ同様階段スペースがより必要となります。

こちらも建築基準法で

15cm以上

が必要とされております。