札幌不動産建築士の竹村コラム


2017/02/09 07:07

東日本大震災から間もなく6年。地震に強い構造へ!

あの東日本大震災から間もなく6年となる。

東日本大震災.jpg

私の震災から2年後の今を伝える・・・・ということで
2度現地に行き取材をしてきた。

建物を扱う仕事をしている我々にとって
建物が一瞬にしてなくなる現実を目の当たりにして
衝撃を受けたあの時のことを今でも覚えている。

建物の地震に強い構造も様々ある。

それが

耐震構造・制振構造・免震構造

です。

◇耐震構造

 建物自体が地震の揺れに耐えるといったのがこの構造。
 揺れを軽減できるわけではないので、
 建物の中にいる場合は揺れを感じます。

◇制振構造

 建物の壁や柱などに制振装置を組込み、
 揺れをこの装置で吸収するといった構造。
 建物自体の揺れによる変形も軽減できる。

◇免震構造

 基礎自体にゴムなどでできた免震装置を組込み、
 地震のゆれを基礎部分で吸収するといった構造。
 三つの構造のなかではコストも一番割高だが、効果も高い。

構造.gif

現在建築コストが急激にアップしているさなか、
なかなかこういった地震対策にまで予算をまわすことが
難しくなってきているものの、
計画の段階では検討は必要なのではないでしょうか。

あの3.11の出来事を風化させないためにも・・・

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