札幌不動産建築士の竹村コラム


2014/07/14 20:08

和室の畳の考え方

ラピスコーポレーション 竹村です。

和室が少なくなってきましたが、マンションの和室の畳ってそれぞれ大きさが違うのを
ご存知ですか。

畳をおこして入れ替えを行おうとしたお客様から、畳が入らないなどというご連絡を
頂いたこともあります。

基本的には一部屋一部屋採寸をして、畳を製作し、位置決めをしおさめているのです。

よって向きを変えたり、場所を移動したりすると、たちまち6枚の畳が収まりません。

また畳の引き方にもルールがあります。

ドアや障子など人が出入りする最初の1枚目の畳は入る方向に向かって横に畳を
敷くのが基本です。
畳の目の方向と足を運ぶ方向が同じになりますので、足の運びもスムーズですし
畳も傷みづらくなり長持ちします。

さらに畳の角が4枚突合せの角をつくらず敷くというのも基本です。
昔は畳の角が交わって十字になることを忌み嫌い、4枚突合せにならぬよう配置する
敷き方になったともいわれています。

覚えておきましょう。