札幌不動産建築士の竹村コラム


2013/09/16 16:04

年収からくる総支払額

ラピスコーポレーション 竹村です。

先日こんな記事をみました。

住宅購入を検討する際、「住宅価格が年収の何倍か」という数値で借入の目安をたてることがある。
以前であれば約4倍が無理のない数値として判断されていたが、現在のような低金利時代では、
年収の5倍くらいまでが適正との判断である。

※金利が影響するのは、住宅ローンを利用した場合の総支払額で判断されるため!

●2000万円を金利3%(期間35年)で借りた場合の総支払額=約3233万円
●2500万円を金利1.5%(期間35年)で借りた場合の総支払額=約3215万円

総支払額での判断のため、以前の比較的高い金利の時代は、年収500万円の場合「×4倍」
で2000万円が無理のない数値であった。
現在の低金利時代だと年収500万円の場合「×5倍」で2500万円がその範囲ということになる。

東京カンテイが実施している「新築分譲マンション価格の年収倍率調査」によると、
2007年から2012年までの全国平均値の推移は以下の通り。

●2007年=5.84倍
●2008年=6.02倍
●2009年=6.00倍
●2010年=6.01倍
●2011年=6.27倍
●2012年=6.53倍

少しづつではあるが、買いにくくなってきているのが分かる。