賃家物件の着工件数が8年ぶりに高水準となったというニュース。
昨年の貸家着工は418,543戸。
相続税の節税対策でアパートなどの賃貸物件を建てる動きが
活発化されている。
貸家を建てると土地の評価額が下がって相続税が減らせるため、
節税目的のアパート建設が相次いだ。
貸家の着工が増えるということは、
一方で既存のアパートやマンションの空家が増えるのは当然こと。
今後は特に既存アパート対策が必要となる。
先日ご相談いただいたお客様。
木造の古いアパートを所有している夫婦がいた。
古いタイプの間取りで
浴室・トイレなどが一体となっている3点ユニット型の水廻り。
単身者や若い方も入居してくれない。
直すには費用が掛かる。しかし費用はなし。
益々入居しない。
最終的は空き家のまま現在に至る。
現在では8戸のアパートで2戸のみ入居。
この悪循環な物件はどのエリアでも起こり得ていることだ。
新築が増えると古い物件への入居率も下がる。
今後は大きな問題となりそうな気がします。