札幌不動産建築士の竹村コラム


2013/06/22 19:07

本日伺いしたマンションで・・・・

ラピスコーポレーション 竹村です。

本日お伺いしたマンションでこんなお話しがありました。

10数年前のマンションで、大規模修繕工事が終わって以来、とくに結露が激しく
なってきたが、修繕工事となんらかの影響ってあるのかしら・・・・?

2年前に大規模修繕工事が終わり、それ以降畳のヘリにカビが発生。

通常マンションは10年くらいの時間をかけ、コンクリート内の水分を放出します。
ですのでお部屋の中の結露が特に新築時出やすいのはこういった理由も考え
られます。

しかし今回のケースは10数年後の内容。

いろいろお話しを聞いてみると、
奥の洋室の換気のセルフード(換気扇のそと側のフード)に雨があたり、音がするので
施工会社にお願いして換気扇の塩ビ管の中に布を詰め、音の対処をした。
音は消えたが、換気扇も当然回しておらず、湿気も多い感覚を受けた。

そこが原因であろうと判断し、次回塩ビ管の布の撤去を行い、換気を通常通り運転するよう
お勧めしてきました。

お客様のご要望とはいえ、施工を担当する者がこのような対応をとったことに、
なぜ・・・と感じてしまいました。

お客様の大切な財産、これを維持するために工夫をお話しするのが作り手側にすべきこと。

まずは今後被害が拡大しないよう、アドバイスを続けていきます。